The Songlines - 渋谷で働くCFOブログ

CFOという業務を通じて出会ったものを、風の向くまま、気の向くままに残していきます

人脈形成の第一歩

今日は、毎月恒例の月例会が開催されました。

 

今回賞賛されたプロジェクトは、以下の3件です。

・Plannah

http://plannah.com/ja/

・ピクコレ

http://apps.mixi.co.jp/apps/pikukore.html

・イノベーションセンター(設立一周年)

https://www.facebook.com/mixiinnovationcenter

 

Plannahは3名で3ヶ月で作ったプロダクト、ピクコレは3名で2ヶ月で作ったプロダクト、イノベーションセンターは2名で立ち上げた組織です。

 

ちなみに、MITメディアラボ所長の伊藤譲一氏は、「人生をうまく舵取りしていくには事前のプランも必要だが、それと同時に人脈を活かして、資源・つて・情報・ひらめきを引き出して、その時々でプランを変更させるだけの俊敏さがなくてはならない」と言っていますが、上記の3件はいずれも、社内外の人脈を活かして、経営資源やユーザー情報等を引き出して、その時々でプランを変更させながら高速にプロダクトや組織を世に送り出した点で共通しています。

 

ところで、「人脈を活かす」と言われても、誰もが初めから人脈を持っているわけではないので、「そもそも人脈を形成するためにはどうすればいいの?」というところは気になるポイントかと思います。

そこで、今回のエントリーでは、「人脈形成におけるはじめの一歩」という点にスポットライトを当ててブログを書きたいと思います。

 

この点に関して、様々なアプローチがあるかと思いますが、僕自身の経験をお話しすると、

 

「強い意思で困難な状況に飛び込み、その状況でやり切る」

 

という事が、人脈形成の第一歩になりました。

 

理想をいうと「強い意志で困難な状況に飛び込み、成功を収める」という事になるわけですが、残念ながら成功を収める事がかなわなかったとしても、「やり切る」という姿勢を貫いた事が、人脈形成の第一歩になったわけです。

 

具体的には、前職で僕はベンチャー企業のCFOをしていましたが、その会社では「画像解析」という軸でイノベーションを起こすべく、大きなビジョンを掲げて事業に取り組んでいました。上手くいっている時は数十人の社員をかかえ、売上も順調に伸びていましたが、リーマンショックを境に経営環境は激変し、経営的に困難な状況に陥りました。

その後、詳細は省きますが(興味がある方はランチにでも誘ってもらえれば直接お話しします!)、ベンチャー企業で資金繰りに苦労した経験のある経営者であれば誰もが通るいばらの道をたどり、資金的にも精神的にも非常に厳しい状況でしたが、やるべき事から逃げる事だけは絶対にせずに、最後の最後までやり切りました。

 

残念ながらその会社のビジョンは実現出来ませんでしたが、結果として、その会社を支援して下さった方々に、やり切っている最中を通して、様々な人脈や情報、優秀な経営者の方々を紹介いただきました。

 

みなさんも是非、強い意思で困難な状況に飛び込み、その状況でやり切ってみて下さい。気付くと、自身の周りもすべて「やり切る事が出来る人」ばかりになっていると思います。

そして、「やり切る事が出来る人」のコミュニティに入ったときには、すでに人脈形成の第一歩目を踏み出しているはずです。

 

ちなみに後日談になりますが、USではY combinator(http://ycombinator.com/)のコミュニティをはじめとして、同じ支援プログラムを受けた経営者同士の強固なコミュニティが存在しますが、僕がCFOをしていたベンチャー企業を支援してくれたエンジェル投資家のアーキタイプ社(http://archetype.co.jp/)に支援を受けた経営者コミュニティのメンバーの中に、朝倉や川崎もおり、数年後に同じ会社の経営陣としてチームを組む、という事になったわけです。

 

 

上記はあくまで僕の実体験に基づく話しなので、様々なアプローチの一つではありますが、人脈形成について体系的に分かりやすくまとめてくれている本も紹介しますので、興味あるかたは是非読んでみてください! 

抜擢される人の人脈力  早回しで成長する人のセオリー

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